こんにちは。
社会福祉士の加藤です。
このブログでは、福祉にまつわる様々なことをとりあげて、
記事にしていきます。
福祉に関するお悩みはございませんか?
この記事では、心理検査のポイントを踏まえつつ
福祉関係者の方にもご納得頂ける情報を提供します。
あなたは、このテーマについてどのようなイメージをお持ちでしょうか。
ウェクスラー式知能検査の種類って?
ウェクスラー式知能検査は、アメリカのウェクスラーが1939年に知能について「目的によって行動し、合理的に思考し、能率的にその環境を処理する総合的な能力である」と定義づけたことが始まりとなっています。

それ以来、W-BⅠ、W-BⅡ、WPPSI、WISC、WAISの5種類の個別式知能検査が作成されました。
日本では、幼児用であるWPSSI,児童用であるWISC、成人用であるWAISが標準化されています。
ウェクスラー式知能検査は、個人差を測定できるため、欧米をはじめとして世界中で活用されています。
ウェクスラー式知能検査は、全般的な知能水準が測定されるだけでなく、言語性知能指数(VIQ)、動作性知能指数(PIQ)を求めることが出来ます。
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児童用検査【WISC】とは?
児童用知能検査WISCは、1949年に作成され、その後1974年にWISC-R、1991年にWISC-Ⅲ、2005年にWISC-Ⅳと改定を重ねています。
WISC-Ⅳでは、「言語理解」「作動記憶」「知覚推理」「処理速度」の4つの群指数で解釈をします。
言語理解 | 語の類似 |
単語 | |
理解 | |
知識 | |
語の種類 |
作動記憶 | 数唱 |
語音整列 | |
算数 |
知覚推理 | 積み木模様 |
絵の類似 | |
行列推理 | |
絵の完成 |
処理速度 | 符号 |
記号探し | |
絵の抹消 |
WISCから導き出される要素
言語性IQは、言語性の能力や聴覚、音声処理過程の能力を測定します。
学習経験から得られた判断能力などの知的機能に関係します。
動作性IQは、動作性の能力や知覚、運航処理過程の能力を測定します。
新しい課題に応じた適応能力に関係します。
全検査IQは、全般的な機能水準です。
WISC-Ⅲにて、群指数の考えが初めて導入されました。
群指数を算出することにより、群指数間の分析や、回検査のプロフィール分析から、子どもの認知特性(得意、不得意)を詳しく把握することが出来るようになりました。
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幼児用検査【WPPSI】とは?
幼児用知能検査WPPSIは、1963年に作成され、その後1990年にWPPSI-R、2002年にWPPSI-Ⅲと改定を重ねられています。
WPPSIは、適用年齢が3歳10か月~7歳1か月であるとされています。
下位検査は11種類で構成され、5種類の言語性回検査と5種類の動作性下位検査、補助検査の文章が存在します。
WPPSIの言語性下位検査
「知識」「単語」「算数」「類似」「理解」
WPPSIの動作性下位検査
「動物の家」「絵画完成」「迷路」「幾何図形」「積み木模様」
保育・教育のお仕事って大変だわ!
一度、キャリアコンサルタントに相談してみるのが良いかもしれないよ。

成人用検査【WAIS】とは?
成人用知能検査は1955年にWAIS-R、1997年にWAIS-Ⅲと改定が重ねられています。
WAIS-Ⅲは、適用年齢が16歳から89歳と幅広く設定されています。
下位検査は14種類で構成され、7種類の言語性下位検査と動作性下位検査があります。
WAISの言語性下位検査
「言語」「類似」「算数」「数唱」「知識」「理解」「文字と数」
WAISの動作性下位検査
「絵画完成」「符号」「積み木模様」「行列推理」「絵画配列」「記号探し」「組み合わせ」