障がい者福祉

知的障がいってどんな障がい?

こんにちは。

社会福祉士の加藤です。

このブログでは、福祉にまつわる様々なことをとりあげて、

記事にしていきます。

「福祉っていったいどんなもの?」

「サービスが複雑でよくわからない」

そんなお悩みはございませんか?

 

この記事では、社会福祉士・介護福祉士の国家試験対策となるポイントを踏まえつつ

福祉関係者でない方にも

「これってそうだったんだ!」

とご納得頂ける情報を提供します。

今日は【知的障がい】

あなたは、このテーマについてどのようなイメージをお持ちでしょうか。

知的障がいとは

知的障がいとは、生活や学習面で現れる知的な働きや、発達が同年齢の人の平均と比べ、ゆっくりしていることを言います。

先天的、後天的さまざまな要因による脳の機能障がいであり、見た目では分かりにくい方も居ます。

発語がなく、身の回りの全面的支援が必要な最重度障がいの方から、職業生活をほぼ送ることができる、軽度障がいの人まで、障がいの現れ方に大きな個人差があります。

それぞれの障がい特性に合わせた教育・配慮と支援を受けながら、社会経験や学びを積むことにより社会参加しています。

知的障がいの特徴

知的障害は知的能力の程度や、ダウン症や自閉症など他障がいとの併発によって、障がい状況が大きく異なります。

知的能力と環境への見通しの弱さは共通しており、感性が豊かな人が多いのも特徴です。

知的障がいの具体例

・社会生活への参加がしづらい

・コミュニケーション力が弱い

生活に必要な情報が得られなかったり、他人とのトラブルになったとしても、自身では助けが求められなかったりします。

・抽象的な概念、複雑なことは理解しにくい

ルールや約束事を理解できなかったり、見通しを立てることが苦手だったりします。

・集中力が弱い

落ち着きがなかったり、人の話が聞けない方が多いです。

・自己コントロール力が弱い

我慢できないことがあるとパニックになってしまう方がいます。

・状況判断が苦手

自分のことを決めることができなかったり、新しい環境や体験に混乱してしまうことがあります。

・読み書き、計算が苦手

書類や説明書きが理解できなかったり、お金の計算が難しいなど、生活上で困ることがあります。

知的障がい者に対する支援

・経緯を持って「自分ならこうしてほしい」と思う対応をしましょう。

知的障がいのある人が、社会の構成員として普通に暮らせる地域・社会づくり、本人の人権、意思、希望を尊重した手助けや、働きかけ、支援が必要です。

会話によるコミュニケーションが取れる方に対して

・顔を見て、ゆっくりと丁寧に簡単な言葉で、その人がどうすればよいのかわかる様に話しましょう。

・文書の場合は、読み上げる、複雑な内容はメモを取って渡すなどの配慮も必要です。

・心を傷つけないように注意して話すことも大切です。


会話によるコミュニケーションが難しい方に対して

・顔を見て、やさしくわかりやすい言葉で話しましょう。

・ジェスチャーを交えたり、コミュニケーション支援ボードや写真など視覚的にも理解できるように、工夫をして意思疎通を図りましょう。

知的障がい者の苦手なこと、得意なこと

得意なこと

・稀に芸術センスが長けている方が居ます。

・人の気持ちに敏感で共感することが得意です。

・好きなことには集中して取り組めます。

・素直で協調性な方が多い傾向にあります。

画家やダンサー、写真家など支援の方法次第で個性を活かした職に就いている方も多くいます。

苦手なこと

・文字の読み書きは苦手な方が多いです。

・道具を上手に使うのは難しいです。

・言語で相手に正しく情報を伝えることは苦手です。

・数や時を理解するのが難しい方が居ます。

・物事の見通しが持ちづらく、ストレスを受ける方がいます。

二次障害で精神障がいや行動障がいを伴う方もおり、より専門的な支援が必要になる場合もあります。

おわりに

知的障がいは、発達期までに現れ、日常生活に支障が生じているため、支援が必要な状態を指します。

知能指数(IQ)は70を下回った場合とされています。

17歳までに、療育センターや保健所などで判定を受けて、療育手帳が交付されます。

17歳までに交付を受けられなかった方も多く、生きづらさの理由がわからず困っている方もおります。

障がいの特性によって、街中でパニックになってしまったり、大声をあげてしまうことがあります。

注意が必要な場面では、優しい声かけと、穏やかな対応を心がけましょう。