高齢者福祉

認定調査について

こんにちは。

社会福祉士の加藤です。

このブログでは、福祉にまつわる様々なことをとりあげて、

記事にしていきます。

「福祉っていったいどんなもの?」

「サービスが複雑でよくわからない」

そんなお悩みはございませんか?

 

この記事では、社会福祉士・介護福祉士の国家試験対策となるポイントを踏まえつつ

福祉関係者でない方にも

「これってそうだったんだ!」

とご納得頂ける情報を提供します。

今日は【認定調査について】

あなたは、このテーマについてどのようなイメージをお持ちでしょうか。


 訪問調査の質問内容は?

認定調査は、面接の際に「現在の心身状態と生活環境」を確認しながら本人とご家族への聞き取りで勧められます。

聞き取り内容は全国一律の基本調査項目に沿っています。

「身体機能」「認知機能」「生活機能」

「精神・行動障害」「社会生活への適応」「日常生活自立度」

「特別な医療」

の7つのカテゴリーで質問が行われます。

介護の必要性を判断するため、認定調査員は本人の回答をチェックシートの選択肢に当てはめますが、付け加えることがあると判断した際は、「特記事項欄」に記入します。

 



POINT

特記事項欄には、家族や介護者が実際に行っている介護方法も書かれます。

調査を受ける側は、本人の具体的な状態と現在の介護方法を適切に伝えることが大切です。

重い病気や障がいがあっても介護度が低い場合があるのはなぜ?

要介護認定は、あくまで「介護の手間」に判断基準が置かれます。

重度の聴覚障害があったり、末期がんのような病気がある場合でも、食事や排せつなど日常動作で自分で出来ることが多ければ、介護度はあまり高くなりません。

逆に、重い病気や障がいがなくても、食事の際にむせがひどかったり、認知症の悪化で何度もトイレ誘導が必要な場合は、介護度が高くなる傾向にあります。

認定調査で主治医の意見書に用いられる指標は

「認知症高齢者の日常生活自立度判定基準」です。

ランクⅡ以上で何らかの支援が必要と判断されます。

 

介護が高くなる傾向の特記事項

1)認知症の高齢者であり、排せつ介助を家族が行っている。1週間に3~4度ほど便失禁があり、その都度、家族が処理を行っている。

2)認知症に加えて失語症があり、じっとしていることが難しいため、常に家族の見守りが欠かせない。

3)関節リウマチを患っているため、歩行が難しく、週一回の通院は家族が付き添っている。

※明確な数字での頻度を付け加えることがポイントとなります。

認定調査の結果が出るまでの期間は?

要介護認定の結果は、介護認定審査会の結果を受けた市町村から本人宛に「要介護・要支援認定結果通知書」と介護保険証が送られてきます。

原則として申請から30日以内に通知することとされています。

本人の状態によって、通知が来るまで待てない場合は、前倒しでサービス利用が可能です。

緊急を要する際は、地域包括支援センターやケアマネージャーに相談してみましょう。

POINT

要介護認定を待たずに介護保険サービスを利用する場合は、福祉サービス料金は全額負担となります。

保険証を持たずに、病院受診をする場合と同じで、後で払い戻しを受けることが可能です。

しかし、先にサービスを利用した場合、想定よりも介護度が低くなってしまうと、区分支給限度額を超えてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

 

要介護認定の有効期間は?

要介護認定には、「有効期間」があります。

認定通知と介護保険証に表記されており、新規申請では、原則6か月となります。

期間内に状態が悪化した場合は、「区分変更の申請」を行います。

必ずしも想定している結果になるとは限らず、変更後に軽度な区分になることもあります。

有効期間の期限が近付いてきた場合は、更新の申請を行います。

期限切れの60日前から申請可能であるため、期限が切れる30日前には、手続きを済ませておくとよいでしょう。

施設入所中の更新での注意点

施設では24時間の介護体制が整っているため、施設で更新申請の訪問調査を受けると在宅の際よりも元気に見えてしまう傾向があります。

老人福祉施設(別名:特別養護老人ホーム)に入所している場合は、要介護3以上だった方が、それ以下の区分となると、施設を退所するケースもあります。

施設入所中の更新申請はご家族が立ち会えると、様子の違いを調査員に説明することができます。

 

終わりに

いかがでしたか?

訪問調査での時間はおよそ1時間が目安となっています。

認定調査員が来る前には、日ごろの様子を書き留めたメモなどを用意すると、限られた時間内に要件を伝えることができます。

現在の介助方法、本人が困っていること、ご家族様が困っていることを、ありのままに伝える工夫をしておくと良いですね。